food function and safety

ニュース

2011/09/25 『峡谷に宿るもの』(本の紹介11)

今回紹介するのは、『峡谷に宿るもの 八甲田連峰の知られざる峡谷をゆく 岩木登写真集』(東奥日報社, \2100, 2011/7)です。岩木登氏は、十和田市出身の写真家で、5年前にも『南八甲田の森をゆく』という写真集を出されています。八甲田方面にかなり詳しい方でも、これらの写真集により八甲田の魅力を再発見することができるでしょう。特に、今回の『峡谷に宿るもの』は迫力があります。



私(有原)は十和田市にすでに27年住んでおり、八甲田方面へもずいぶん出かけました。しかし、私の知っている八甲田と今回紹介した写真集の八甲田はかなり異質なものです。私は自動車とロープーウェーで行ける範囲の八甲田しか知りませんが、今回紹介した写真集にある命がけで撮った写真からは八甲田の奥深さというか神々しさを感じました。この写真集には、随所に短文(解説)が配置されており、これを読むことにより写真をより深く味わうことができます。巻末の北八甲田から南八甲田にかけての地図の添付も、心憎い配慮です。岩木氏のブログ「Gスタジオから」もお勧めです。

書籍紹介一覧へ行く