北里大学 獣医学部 動物資源科学科 食品機能安全学研究室
2012/12/14 『明治ブルガリアヨーグルトレシピBOOK』（本の紹介74）
今回紹介するのは、『明治ブルガリアヨーグルトレシピBOOK』（株式会社明治監修, アスコム, \900, 2012/12）という本です。３か月ほど前に、「食品メーカー発のレシピ本」を集めて紹介しましたが、その後もレシピ本の刊行が続いており、そんな１冊に本書があります。下の写真の帯に、「40年目の記念ブック誕生！」とありますが、1973年に登場した「明治ブルガリアヨーグルト」は、来年40年目を迎えます。
今では、多くのメーカーが作っている「プレーンヨーグルト」ですが、「明治ブルガリアヨーグルト」が登場するまでは、ほとんどの日本人にとって未知の食品でした。発売当初、甘くないヨーグルトに戸惑った方も多かったようでしたが、プレーンヨーグルトは着実に市場を形成していきました。日本におけるプレーンヨーグルト市場を開拓した明治乳業の功績は大きいと思います。個人的に思い出されるのは、発売当時の容器が牛乳に使われているのと同じ500mlの紙パックで、ヨーグルトを非常に取り出しにくかったことです。現在のプラスチック容器になったときには、ずいぶん扱いやすくなったものでした（本書によると1981年に容器変更）。
ヨーグルトに関心のある方は、以下の「フード・ペプタイドトピックス」も、是非ご覧ください。
- No.043「幻のカレーヨーグルト」
- No.060「宇宙を旅したヨーグルト」
- No.066「オルニチンと大人のヨーグルト」
- No.070「世界一高いヨーグルト」
- No.108「ホットヨーグルトの魅力」
- No.123「水切りヨーグルトとギリシャヨーグルト」
- No.129「ちょっと贅沢なヨーグルト」
